肌を乾燥させる原因・対策 -ボディケア-

2021年9月10日

冬の乾燥はもう毎年のこととなり、検索ワードでも秋口からは「乾燥肌」が上位になります。
皆さんの中にも、冬の乾燥が気になる方は多いと思います。
人によっては1年中乾燥してる!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

では、皆さんがボディの保湿をし始めるのはいつ頃からですか?
11月?12月?中には肌が粉をふいた状態になってから。というような方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、一度乾燥した肌は、どれだけ保湿力の高いクリームを塗っても満たされません。

これはボディだけじゃなくフェイシャルにもいえることですが、
肌が乾燥してから保湿しても、すでにバリア機能が弱ってしまっているため、
うまく保湿することができません。

ですので、肌の乾燥対策は乾燥する「前」のケアが重要になってきます。
もちろん、すでに肌が乾燥しているという方も、今回の記事を参考にしていただくと、
乾燥する仕組みがわかり、対策をしていただけると思います。

まずは、なぜ肌は乾燥するのか、乾燥したら肌が敏感になったり、かゆみがでるのはなぜなのかというところからみていきましょう。

 

 

乾燥肌によってかゆみを感じるメカニズム

かゆみを感じる原因には、主に皮膚の中に存在するかゆみを脳に伝える“C-線維”という神経が関係しているといいます。C-線維は、外からの刺激や体内でのアレルギー反応によってかゆみを引き起こす物質(主にヒスタミン)が放出されると、刺激の情報をに伝えます。すると脳がかゆみを認識するため、かゆみを感じるのです。

乾燥肌はC-線維が通常よりも皮膚の表面近くまで伸びてくるため、外からの刺激に敏感になります。したがって、乾燥肌になるとかゆみを感じやすくなるとされています。

乾燥し、かゆみを感じるとどうしても掻きたくなりますよね、症状を理解できない幼児などは特にです。

掻くことで「痛みの神経回路」が「かゆみの神経回路」を抑制し、一時的にかゆみが治まりますが、掻いてしまうと皮膚のバリア機能(外からの刺激から守る機能)が低下し、皮膚からも水分が失われることでより乾燥が進みます。

また、バリア機能の低下によってアレルギーの原因となるアレルゲンなどが体に侵入しやすくなり、ますますかゆくなることがあります。
この状態からさらに掻いてしまうと皮膚の細胞から炎症を促したり、かゆみに関連する神経にはたらきかける物質(ヒスタミンなど)が放出されたりするため、よりかゆくなることもあります。
掻くことでかゆみの悪循環が起こり、乾燥もよりひどくなるため注意が必要です。

 

 

■乾燥が起こるその他の要因
・加齢
・体質(アトピーなど)
・誤ったスキンケア(洗いすぎなど)
・無理なダイエット(栄養の偏り)
・空気の乾燥(低湿度)

■保湿の3大因子
・NMF天然保湿因子(アミノ酸類、尿素など)
・細胞間脂質(セラミドなど)
・皮脂膜(肌の表面から水分を蒸発するのを防ぐ)

この3つのバランス(モイスチャーバランス)が整っていると外部からの刺激や異物の侵入から肌を守り、潤いのある肌をつくることができます。

 


乾燥肌予防策‐ボディ-

■入浴の仕方を工夫する
石鹸を用いて体を洗うことは感染症予防の面でも重要ですが、頻繁な入浴や刺激の強い石鹸による過剰な皮膚の洗浄は、必要な皮脂を洗い流してしまうことになるため避けましょう。ゴシゴシと皮膚を擦らず優しく洗い、入浴後はできるだけ早く保湿することが大切です。

まず、石鹸はしっかりと泡立てた泡で皮膚を包むようにそっと洗うと刺激になりづらいです。
拭くときもタオルでこすってしまうと刺激になるため、優しく当てるようにして水分を吸い取ります。
また、頭を先に洗い体を最後に洗うことでシャンプーなどのすすぎ残しの防止につながり、乾燥や肌トラブルを防ぐことができます。
石鹸でも刺激になる敏感肌の方は、弱酸性のアミノ酸系洗浄剤などを選びましょう。

熱いお湯に長く浸かると乾燥肌の原因となることがあります。そのため、40℃程度のぬるめのお湯に浸かることを心がけましょう。また、保湿効果が期待できる入浴剤も使用するとよいでしょう。

■室内の乾燥を防止する
乾燥肌は空気の乾燥によって引き起こされることがあるため、エアコンやファンヒーターの温度設定には注意しましょう。特に冬季は温度が高いと室内が乾燥しやすくなるとほか、夏季でも設定温度によっては室内の乾燥につながるため乾燥肌を招きやすいとされています。このように、室内の温度設定を工夫して乾燥肌を防ぎましょう。
また、室内の乾燥を防ぐためには加湿器を用いて加湿することを心がけましょう。加湿器がない場合は、室内に洗濯物を干したり、水を入れたコップを置いたりしても湿度を上げることができます。

 


乾燥肌のかゆみの予防はセルフケアも大切

乾燥肌対策に特に力を入れるのは遅くても秋口からです。
真冬に乾燥してしまってからではもうバリア機能が低下しており、保湿しても効果が出にくくなっています。
ですので、完全に乾燥してしまう前に保湿し、表皮の状況を整え、バリア機能の低下を防がないといけません。

もうすでに乾燥している人も、湿度が下がる前に正しいケアをして冬を乗り越えましょう!

乾燥肌(ドライスキン)が悪化すると、乾皮症など重い症状が起こることもあります。
ボディクリームは、
・保湿(美白)
・痩身(ダイエット、むくみ)
・ピーリング
・香り、リラックス

などの理由で使われている方も多いと思いますが、まずは保湿し、モイスチャーバランスを保てるものを選びましょう!

 

 

ボディケア

乾燥肌対策には保湿剤の使用も効果的とされています。NMF(天然保湿因子)である尿素や細胞間脂質のセラミドなどが含まれたクリームや皮脂膜の代わりをしてくれるスクワラン、ワセリンなどを使うとよいでしょう。また、お風呂から出て15分以内に使用すると、さらに効果が高いと考えられています。

ちなみに、肌バリア機能の最も重要な要素とも言える『NMF』や『セラミド』はケラチノサイトが分化(皮膚が作られる)するときに副生成物として生成されるもので、適切なターンオーバーが行われないと正常な角層は育まれません。

今から適切な乾燥対策をし、丈夫な肌を育てていきましょう!